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更新日:2014年7月10日
涌谷町は、昭和63年に町民医療福祉センターを開設し、保健・医療・福祉・介護と連携を図りながら、今日まで「健康と福祉のまち」を標榜し、まちづくりを推進してきている。
平成12年度からは高齢化が進展する中、介護保険制度が発足し、健康づくりとともに、寝たきり予防や認知症予防に取り組み、平成20年度には、特定健診・特定保健指導が制度化され、不健康な生活習慣から引き起こされる高血圧症や糖尿病等の生活習慣病の発症や重症化の予防にも取り組んできた。
特に、町民との協働による健康づくり活動で、健康づくりの担い手である健康推進員と共に手を取り合い、減塩活動等を推進し、高血圧予防・重症化予防対策の取り組みに力を入れてきている。
そのような中、平成23年3月11日、観測史上最大規模の東日本大震災に見舞われ、当町も甚大な被害を受けた。その後、震災後の長期的な将来像を見据えたまちづくりの方向性を示す「涌谷町復興まちづくりマスター・プラン」を策定し、「健康と福祉のまち」の理念のさらなる深化と拡充を目指し、「生薬を活かした健康まちづくり」にも取り組んでいる。
このような健康への取り組みが認められ、平成24年に世界保健機関WHOの提唱する健康都市連合に、国内の町村では初めての加盟となったものである。
これからは、さらに年を重ねても自分らしく自立した生活ができる期間を長く保ち、健康である寿命をのばすことが、私たち町民一人ひとりの共通の願いであり、活力あるまちづくりを進める上でも、非常に大切なことであると認識する。
町では、「自分の健康は自分で守る」ことをめざし、町民医療福祉センター基本理念のもとに策定した、健康づくり計画「わくや健康ステップ21計画」に基づき、食生活の改善、運動の習慣化、禁煙などの具体的な活動で、できることから始める健康づくりを呼びかけていくものであり、これまで同様、全ての町民の皆さまのご理解とご協力をお願いするものである。
そこで、本日、鎌田實先生の講演会開催を機会に、涌谷町は「健康寿命100歳をめざす町」をここに宣言するものである。
平成26年6月1日
お問い合わせ
健康課健康づくり班
宮城県遠田郡涌谷町涌谷字中江南278番地
電話:0229-25-7973
ファクス:0229-43-5717