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更新日:2024年7月23日
毎日わたしたちが生活している涌谷町を、快適で住みよいまちにしていくためにはどうすればいいか──町民みなさんが自分たちで考え、話し合い、そして決められたことを自分たちの手で実行していくことが大切です。
しかし、町民全員が集まって話し合いを行うことは困難ですから、代表者を選びます。その代表者が町議会議員と町長です。町議会議員は、町民みなさんの意見を町の仕事(町政)に取り入れるため、町議会を開催して、町民みなさんの生活のいろいろな問題について詳しく調べ、話し合い、それをどう処理すべきかを決めています。
このため、町議会は議決機関と呼ばれています。
一方、町長は、町議会の決めたことに基づいて、実際の町政を進めていきます。このため、町長は執行機関と呼ばれています。町議会と町長は、お互い独立した立場に立ち、議会という話し合いの中で考えを出し合いながら、町民みなさんの生活の向上に努めています。
町政を進めていく上での重要なことは、町議会が決定します。つまり、町議会が涌谷町の意思を決めているのです。
これを「議決」といいます。その主な項目は次のとおりです。
このほか、議長や副議長の選挙、特別委員会の設置など、町議会内部のことを決定することもあります。
町政が正しく運営されているかどうか町の仕事の状況を聞いたり、問題点を指摘することが町議会の大切な仕事です。本会議で質疑を行うこと、また、委員会で報告を受けたり質問を行うことでも町政をチェックしています。
町民生活に重要なことでも、それが国や県の仕事であったりして、町の力だけでは解決できないことがあります。
このようなときには、関係機関に「意見書」や「要望書」を提出して、積極的な解決を求めています。
全議員で構成する議会の会議を本会議といいます。本会議は会議規則など定められた手続や一定のルールに従って運営されています。涌谷町は、通年議会制を導入していることから、定例会の期間は、ほぼ1年間となっています。
本会議を開くには、定数の半数以上の議員の出席が必要であり、町議会の意思は、原則として出席議員の過半数で決します。
また、議会の内部組織として委員会があります。
通年議会とは、町長が年1回・1月に議会を招集し、議会は会期を通年(1年間)と決め、議長の判断により、休会と再開を繰り返す仕組みです。
会期を1年とすることによって、主体的かつ効果的な議会運営が可能となり、議会及び委員会活動が充実し、議会の更なる活性化が図られています。
また、災害時等の緊急を要する案件が発生した場合、議会が主体となり迅速に対応できるようになりました。
1年のうち、3月、6月、9月、12月が、議会が開かれる定例月となっています。定例月の会議では、条例や予算審議又は決算審議のほか、議員による一般質問が行われます。
一般質問とは議員が町の行財政全般にわたって、事務の実施状況や将来に対する方針などの疑問点をただし、所信の表明を求めるものです。
そのほか、特定の事件を審議するなど、必要に応じて議長が招集することにより、議会が開催されることもあります。
議会の内部組織として、本会議での審議の予備的審査や、所管する事務の調査のため委員会単位で開く会議のことをいいます。町議会で取り扱うことがらは、数も非常に多く、内容もいろいろな分野にわたっているので、これらのことがらをいくつかの部門に分けて、専門的かつ能率的に調査したり、話し合いを行います。
涌谷町には、3つの常任委員会があります。議員は必ず常任委員会に属することになっており、担当する事務の調査や請願・陳情の審査を行います。
常任委員会 | 所管課・所管事項 |
総務産業建設常任委員会 | 総務課、企画財政課、税務課、会計課、産業振興課、建設課及び農業委員会に関する事項並びに他の委員会の所管に属さない事項 |
教育厚生常任委員会 | 教育委員会、町民生活課、上下水道課、健康課、福祉課、子育て支援課及び涌谷町国民健康保険病院事業に関する事項 |
議会広報広聴常任委員会 | 議会広報誌の編集・発行、議会報告会、議員研修、情報提供及び広聴に関する事項 |
特定の事件について調査、審査などをするために、必要な時に特別に設置される委員会です。
議会の運営を円滑、効率的に行うため、議会運営上必要な事項に関しての取扱いなどを決めます
お問い合わせ
議会事務局総務班
宮城県遠田郡涌谷町字新町裏153番地2
電話:0229-43-2127
ファクス:0229-43-3002